第32話】 【 失うものといえば命ぐらいしかない 】

落合信彦は語る

「ケンカ・ジャーナリズムを意識してるわけじゃないけど、とにかく、ぼくがいちばん嫌いなのは権力なんだよ。政治家、官僚、各界から軍産複合体に至るボス連中、これは世界中どこでも同じ、それから日本の新聞記者で、とくに大新聞社の名刺をふりかざしてデカイ顔してるやつら、胸くそが悪くなるね。 だから、けんか相手には事欠かない。片っぱしからチャンピオンファイトに引き出してさ、相手次第では消されるかも知れない。

それでもいいから、イッパツ最後っ屁のすごいやつをかましてやるんですよ。どうせ失うものといえば命ぐらいしかないんだから、面白いじゃないですか、生き方としては、そういうのが。

(「月刊プレイボーイ」1978年6月号)集英社文庫  男たちのバラードp270

うーんさすがに、油の乗り切った時代のノビーの話は、一味も二味も違う。男とは、かくあるべし。の見本ですね。「どうせ失うものといえば命ぐらいしかない」こうでなきゃね。

「日本の新聞記者で、とくに大新聞社の名刺をふりかざしてデカイ顔してるやつら、胸くそが悪くなるね。」まったくもって同意ですな。この大新聞社ってぇのは、

記事で綴る朝日新聞社史。http://www.asahicom.com/asahistory.htm
って、この会社のことでしょう。たぶん。

アレ、アレ、アレ、ひょっとして違うのかな。

まさか、まさか、その大新聞社のプロパガンダに踊らされ、そのうえ、うそつき朝鮮人売春婦の ババァどもにコロリと騙され、『従軍慰安婦の「心の痛み」も理解できずに、 何が経済大国か』なんて書いたわけじゃないですよね。

このタイトルから推測するに、日本は従軍慰安婦に対して謝罪と賠償をしろってことなんですか?

でも、日本は韓国いや朝鮮に対しての賠償は終わってるんです。
その金額は、無償で3億ドル、有償で2億ドル、民間借款で3億ドルの計8億ドル。

そして、この当時の韓国の国家予算は、3.5億ドル。無償分だけでも、年間予算に匹敵する巨大な金額が日本から韓国に支払われています。

日韓基本条約の関係諸協定、日韓請求権並びに経済協力協定(1965年6月22日)(全文)

文書名] 日韓基本条約の関係諸協定,日韓請求権並びに経済協力協定
(財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定)

[場所] 東京
[年月日] 1965年6月22日
[出典] 日本外交主要文書・年表(2),584−586頁.外務省条約局「条約集・昭和40年(二国間条約)」.

第二条

1 両締約国は,両締約国及びその国民(法人を含む。)の財産,権利及び利益並びに両締約国及びその国民の間の請求権に関する問題が,千九百五十一年九月八日にサン・フランシスコ市で署名された日本国との平和条約第四条(a)に規定されたものを含めて,完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する。

これは落合が得意げに語る、諜報(インテリジェンス)の話ではありません。情報(インフォメーション)であり、決して秘密文書などではありません。1965年には、ノビーはアメリカ留学中であり、日本のことには疎かったのかな。

完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する。
もって回った言い回しですが、両国間で確認したということです。

政府「強制徴用・徴兵の法的補償は終結」

外交通商部の丁相基(チョン・サンギ)アジア太平洋局長は12日、日本植民地時代に被害を受けた300人余りが、政府の無関心に対する抗議の表れとして国籍放棄書を提出すると表明したことと関連し、「この問題は、国内法上補償が終わった案件というのが政府の立場」と述べた。

 丁局長は同日、外交部庁舎で記者懇談会を行い、このように明らかにした。

 また、「1965年の韓日請求権合意議事録に、日本から請求権資金を受け取った際、名目のうち強制徴用者の部分も含まれ、韓国政府が新聞広告を通じて1975〜77年の3年間、全て支給した」とした。

 丁局長は「この件は96年、憲法裁判所でも韓日請求権協定と国内補償立法措置によって終了した案件という判決が出ただけに、賠償は一段落したと思う」と付け加えた。

韓国政府は自国民に対して1975〜77年の3年間ですべて支払いを終えている。と述べている。つまり、従軍売春婦だろうと強制連行?だろうと、もはや日韓両国においては、解決済みの問題なんです。

この時期、落合は世界を股に掛け巨万の富を得たオイルビジネスと決別し、ジャーナリストとして歩き出した頃であり、こんな協定が結ばれていたのは知らなかったとしても不思議はなかった。とか?

まさかね。

日本が個別補償を提案=正常化交渉、韓国が反対−KBS 8/12 時事

---------------------------------------------------------

韓国放送公社(KBS)は12日、1965年の日韓国交正常化の際に、日本側が植民地支配下の強制動員被害者らへの個別補償を申し出たが、韓国側が「政府が一括支払いを受け、処理する」として、これを拒否していたことが分かったと発表した。

補償問題は、韓国政府が植民地支配に関する請求権を放棄する代わりに、日本から経済協力資金を受け取る形で決着したが、韓国政府が被害者補償に資金のごく一部しか充てなかったことへの不満が今でも残っている。

KBSはまた、米国が経済協力資金の金額決定に重要な役割を果たすなど正常化交渉に深く関与した事実も明らかにした。これらは東京大学東洋文化研究所に保管中の日韓交渉の会議録などで判明したもので、KBSは日本からの解放記念日である15日、特別番組で伝える。


「韓国政府、韓日会談で個別請求権放棄」
 太平洋戦争犠牲者遺族会(ヤン・スンイム会長)は17日、「1961年の韓日会談当時、韓国政府が日本政府の韓国人犠牲者に対する直接補償の提案を拒否し、国が補償金を受け取って支給する方法を選んだ」と主張した。
 遺族会はこの日、国会で記者会見を開き、その証拠として「第5回韓日会談予備会談会議録(一般請求権小委員会第12、13回会議録)」を公開した。
 遺族会は「会議録を見ると、韓日会談当時、韓国政府は労務者と軍人・軍属を含め、徴用の方法で国外に動員された生存者、負傷者、死亡者、行方不明者など、被徴用韓国人の肉体的・精神的苦痛に対する補償金の支給を請求した」とし、「しかし韓国政府は日本政府の韓国人犠牲者に対する直接補償の提案を拒否し、国が補償金を受け取って支給する方法を選んだことが記録されている」と主張した。
 遺族会はさらに「朴正熙(パク・チョンヒ)政権はしかし、65年の韓日協定締結後に受け取った5億ドルの対日請求権資金で、被徴用韓国人に対する補償を実施すべきだったにもかかわらず、浦項(ポハン)製鉄と京釜(キョンブ)高速道路の建設に投入し、維新政権時の70年代に軍人・軍属の死亡者8000人に限って補償をしたにとどまった」とした。 チョソン・ドットコム

韓国は、個別保証も含めた補償金を受け取っています。払わなかったのは、韓国政府であり、従軍慰安婦?なり、強制連行?されたとする朝鮮人が請求すべきは、決して日本にではありません。

しかし、彼の国では、第5回韓日会談予備会談会議録が公開されたとたん、軍事政権下に結ばれた協定は無効だ。などという輩(マスコミ)もいるらしい。

普通の独立国家であれば、2国間の協定や条約が破棄された場合、どうなるのかが理解できないはずはないんですけどねぇ。日本においても、幕末に江戸幕府が結んだ日米修好通商条約( 1858年 )が、不平等条約であったにもかかわらず、 明治政府は日米通商航海条約(1899年) が発効されるまでの40年以上も守らざるえなかった。

このとき、明治政府が、「徳川幕府が結んだ条約であり、明治新政府とは何ら関係がなく無効だ。」などと言い出していたら、どうなっていたのか。

間違いなく、アメリカに侵略されていただろうし、日本という国は存在しえなかったのは想像に難くない。条約や協定など、自国の都合で、どうとでもなると考えているのは、彼の国ならでは・・ということなのか。

そして、日本から受けた対日請求権資金によって、漢江の奇跡と呼ばれる経済発展がなされた。が国家予算3.5億ドルしかないときに、総額8億ドルの金が入ってきていたのだから、これで経済が発展したとしても、これを、果たして奇跡と呼べるのかどうか・・・
日本人と朝鮮人とでは、奇跡に対する言葉の意味が違うのかな?。

参考:
韓日条約は在日社会に何をもたらしたのか(統一日報)

日韓基本条約の真実(漢江の奇跡とは・・http://nandakorea.sakura.ne.jp/html/kanko.html

『従軍慰安婦の「心の痛み」も理解できずに、 何が経済大国か』
あいも変わらず、ノビーの手法は変わってません。日本人もしくは日本を蔑み、自虐的な気分にさせておいて、そこから、これからの日本人は、かくあるべし、俺ならこうする。と説く。

ぼくがいちばん嫌いなのは権力なんだよ。といいながら、日和って、権力側、体制側に従属していく。真実よりも売れることを、優先する。事大主義と思えてしまうのは、偏見ですかね。

捏造国家と捏造作家、ある意味おもしろい取り合わせではありますが。

ただし他人に与える影響力というものは、さすがは落合信彦です。
こういうのを詐欺師カリスマというんですか?

集英社文庫 男たちのバラードの解説を、大沢在昌が書いてます。

「一読してぶったまげた。
 こんな人間が同じ世の中に本当にいたのか、そう思った。いままで、翻訳された物語の世界でしか知らなかったような出来事を、あたかもその場に居あわせたかの如く著者は描いている。
 特に「暗殺契約」で、友人が、彼を護ろうとして手榴弾で爆死するシーンには震えがきた。
 こんな、こんな経験を持った人間が、俺と同じ物書きをしている。なのに何ひとつない俺は、悠然と庭を眺めて暮している。 −−−初めて猛烈な焦りが湧いた。何でもいい、闇雲に、強烈な印象を残す体験を味わいたくなった。
 まずは東京に戻ろう。そしてまたひとりで暮そう、書くのだ。書かなくてはならない。使命感にも似た興奮にとりつかれながら、僕は決心した。」
p272

こんな人間が同じ世の中に本当にいたのか、そう思ったハードボイルド作家、大沢在昌を生み出したのはノビーであった。これって、凄い!!!
今も、こんな風に思っているのかどうか、大沢在昌に是非とも聞いてみたいもんですが。

大沢在昌は直木賞を取りましたけど、ノビーってなんか賞を、もらってましたっけ。

あっ、いいのか、失うものなんて命ぐらいしかないんですもんね。
それに 「ぼくがいちばん嫌いなのは権力なんだよ。」ですもんね。

大沢在昌の解説の中で、落合信彦の面白いエピソードが紹介されています。

落合さんを知る、ある編集者がこう漏らした。
「彼はすごいんだよね。缶詰めが決まった途端、ダンボール一杯にカップラーメンを買いこんでホテルにやってくるんだ。飯を食う時間が惜しいからって、そうして部屋でラーメンをすすりながらずっと机に向かっているんだよ」
p276

飯を食う時間が惜しいなら、握り飯かハンバーガーか、ホットドッグ(ホットドッグはノビーの好物)といった、片手で持てるものを選ぶと思うんですけどね。

ラーメンはいくらなんでも、片手じゃ無理でしょう。
やっぱ、カップラーメン一箱、抱え込んでホテルに入っていくというパフォーマンスでないと駄目なのかなぁ。

蛇足:大沢作品では、ぼくとしては「新宿鮫」より「天使の爪」が好きですな。


目次
誰も知らない落合信彦
●落合信彦 ブックス資料室
●奥菜秀次ブックス資料室
●あめりか冒険留学
●禁断のデビュー作
●落合信彦の消えた履歴書
●ぼく、ノビです
●忘却のかなた
●英会話睡眠学習
●封印された過去
●奥菜秀次氏への伝言
●奥菜秀次氏からの返信
●落合信彦・最後の真実
●落合信彦・破局への道
●ポストスクリプト2005
●落合信彦に全てを捧げた男
●捏造−ジャーナリスト落合信彦・増補新版
●あめりか冒険留学ふたたび
●勝ち組クラブ(The Winners'Club)
●落合・奥菜関連グッズ
●隠し通したかった本
●見えない政府
●日本人のメンタリティ
●ジャーナリストとしての姿勢
●人は我をCIAと呼ぶね 前編
●人は我をCIAと呼ぶね 後編
●ノビーは、あるぜんちな丸で海を渡った。前編
●ノビーは、あるぜんちな丸で海を渡った。後編
●国際ジャーナリストの情報分析
●捏造か真実か
●奪われし者たち
●消された勇者たち
●落合信彦と朝鮮
●差別に必要なもの、それは区別
●失うものといえば命ぐらいしかない
●騙し人
●虎を鎖でつなげ
●捏造、即、削除、南京大虐殺生き証人
●捏造する人々
●教科書から消えた戦争
●危ないジャーナリズム
●若き日の落合信彦
●マイ食器という考え方
●村山富市は何を成し、何を成さなかったか?
●安倍知子 国土保安隊
●山内惠子 気楽な稼業ときたもんだ!
●金子安次 腐れ外道の鬼畜帝国軍人
●捏造作家 吉田清治という男
●親日真相究明法と親日人名辞典
●朝鮮を知るための参考リンク集

捏造ジャーナリスト
落合信彦 増補新版

著者:奥菜秀次
出版社:鹿砦社
増補章
ポストスクリプト2005

に、このホームページが掲載されています♪