第11話】 【 落合信彦・破局への道 】

落合信彦 破局への道の口絵に、懐かしい物を見つけた。

「あめりか冒険留学」の表紙が載っているのだ。もう何年ぶりだろう。いや何十年か・・・。自分自身を誉めてやりたいと思ったね。綺麗なアメリカのお姉ちゃんたちの写真に混じって、青空をバックにした落合信彦の、空中前蹴りの写真が表紙の中にあるのだ。

第1話 あめりか冒険留学に書いてあったことに、間違いがなかったことを確認できた。まあ、表紙か裏表紙かは、定かでなかったのは、過ぎ去った時間が長すぎたということで。それにしても、たいした記憶力だこと・・・(ぼくって 、すごーい。まあ、何度も読み返してた、本だからねぇ・・・

「あめりか冒険留学」が、すべての始まりです。落合信彦にとっても、ぼくにとっても、おそらく奥菜秀次にとっても。

この表紙のノビーの写真を見ただけでも、読んだかいがあろうというもの。

落合信彦 破局への道の目次から

落合信彦破局への道

プロローグ   二〇〇二年、封印を解く決断

第一部 メイキング・オブ・「捏造ジャーナリス」

  • 第一章 一九七七年、盗作ジャーナリストとしての成功

  • 『二○三九年の真実をめぐって」

  • 第二章 一九七八年、捏造ジャーナリストへの決意
     -- 『プレイボーイ』インタビューに見る落合

  • 第三章 一九八○年、捏造ジャーナリストの誕生
    完全解明『20世紀最後の真実』に向けて

  • 第四章 完全解明「エスタンジアへ」「オデッサ・ファイルの虚構」

  • 第五章 完全解明「20世紀最後の真実」

  • 第六章 完全解明「ヒットラーのダブル」

  • 第七章 完全解明「一九四五年のUFO」「ザ・ラスト・バタリオン」

  • 第八章 結論 -- 担当編集者の証言は本当だった!

第二部 捏造ジャーナリストの凋落

  • 第一章 二○○一年八月、オルブライトにて

  • 第二章 二○○一年〜二○○三年、『捏造ジャーナリスト』の余波

  • 第三章 日本出版史上空前の連続盗作 -- 「落合信彦事件」

  • 第四章 さらばジョニ-・ストラスマー
     --虚構に満ちたオルブライト時代のエピソード

エピローグ -- 捏造ジャーナリストの最期

追記

あとがき・・・・ 二○○三年冬、ドミノは倒れはじめたのか?

この本の内容を簡単に説明すると、第一部は、「噂の眞相」と落合信彦の裁判関係をメインに盗作を、第二部では、落合信彦の経歴詐称を取り上げている。

奥菜秀次の緻密な検証は、 落合信彦・最後の真実を上回るものがある。それでも、前作に比べると、格段に読みやすくなっている。

落合信彦・最後の真実は、これ一冊で完結予定だったのだろうと思う。当時の奥菜秀次は、物書きとしては新人であり、次回作が保証されているわけではない。そのため、自身が集めた資料・その他、ある物すべてを詰め込ませた。それが、一見バラバラな印象を与えていた。ところが、思いのほかに反響が大きく、落合信彦三部作として出版が決まった。

第2弾として 捏造ジャーナリスト落合信彦、完結編として落合信彦 破局への道だ。もはや、新人時代の明日の見えない時とは、大きく違ってきているのだ。その余裕からもあるのだろう。奥菜秀次の筆力は、格段に上がっている。だからといって、不満がないわけではない。

それは、(P214)

私は読者サービスの一環として『UFOは』の原書が誰にでも読めるよう、 入手方法を後で公開する。

といった、連載物的な後へ期待をもたせる書き方が、ままある。ということ。これは、単行本である以上、不要ではないのか。むしろ「入手の仕方はこちら」として関連URL.や書店を紹介する方が、 はるかに読者サービスであり、親切だと思うのだが・・。

この書き方は、ホームページには、効果的な方法であるでしょうがね。(参考にしなくっちゃ、

ぼくが、最も興味を引いたのは、
第二部、第四章 さらばジョニ-・ストラスマーでしょう。

クイズ番組で「アメリカの大学名を、知ってる限り挙げよ。」という問題が出たら、それだけで落合ファンと知られてしまうであろう、落合の母校であるオルブライト大学まで、奥菜秀次は足を伸ばし、 当時の宗教学の教授へのインタビューを試みている。

落合信彦・英彦兄弟の大学時代のエピソードなんかも載っているのだが、 もう少し突っ込んだ話が、あるのかと思っていただけに、物足りなさを感じた。これは非常に残念。

このときのインタビューの中に、
アメリカよ!あめりかよ!の中で、落合信彦が米大陸横断の末、 やっとの思いで着いたレディング(オルブライト大学のある町)で、 大学に電話をかけたところリムジンで落合信彦を迎えに来た 。という話の真偽を聞くとかしたら、もっと面白かったろうに・・・。(なんてね

それにしても、一留学生を、大学に案内するためにリムジンで、お出迎え・・ですか?

この本を読んで、ひとつ、どうしても気になっていた部分が氷解した。それは、落合信彦の父のことである。

アメリカよ!あめりかよ!で父、落合ヨゼフ富良の葬儀の時に、坊主と神父が順番待ちでジャンケンしたという有名な(?)話がある。

この話を読んだときに、何か引っかかるものがあった。それが、何なのか分からずじまいのまま、だったのだが、「あめりか冒険留学」では、留学前に父親は死んでいた.。となってるらしい。それでアメリカよ!あめりかよ!を読んだときに、不可思議な気持ちになったんだ。というのが納得できた次第。

話は、 落合信彦 破局への道に戻って、あとがきの中で、「さらなる”落合検証”の手を緩めることは全くない。」(P363)
とあるところをみると、三部作では終わらないようである。

(文中:敬称略)

奥菜氏からの伝言 PART3
週刊新潮に何とか記事を載せる作業が終了したのもつかの間、次の話をなんとか  最低の形まで持っていく作業に追われ、 奥菜というペンネーム由来の話までまだ時 間がかかります。すみません。

と、いうことでペンネームの由来は、またまた次回(未定)に持ち越しと相成った。

ざんねん。


目次
誰も知らない落合信彦
●落合信彦 ブックス資料室
●奥菜秀次ブックス資料室
●あめりか冒険留学
●禁断のデビュー作
●落合信彦の消えた履歴書
●ぼく、ノビです
●忘却のかなた
●英会話睡眠学習
●封印された過去
●奥菜秀次氏への伝言
●奥菜秀次氏からの返信
●落合信彦・最後の真実
●落合信彦・破局への道
●ポストスクリプト2005
●落合信彦に全てを捧げた男
●捏造−ジャーナリスト落合信彦・増補新版
●あめりか冒険留学ふたたび
●勝ち組クラブ(The Winners'Club)
●落合・奥菜関連グッズ
●隠し通したかった本
●見えない政府
●日本人のメンタリティ
●ジャーナリストとしての姿勢
●人は我をCIAと呼ぶね 前編
●人は我をCIAと呼ぶね 後編
●ノビーは、あるぜんちな丸で海を渡った。前編
●ノビーは、あるぜんちな丸で海を渡った。後編
●国際ジャーナリストの情報分析
●捏造か真実か
●奪われし者たち
●消された勇者たち
●落合信彦と朝鮮
●差別に必要なもの、それは区別
●失うものといえば命ぐらいしかない
●騙し人
●虎を鎖でつなげ
●捏造、即、削除、南京大虐殺生き証人
●捏造する人々
●教科書から消えた戦争
●危ないジャーナリズム
●若き日の落合信彦
●マイ食器という考え方
●村山富市は何を成し、何を成さなかったか?
●安倍知子 国土保安隊
●山内惠子 気楽な稼業ときたもんだ!
●金子安次 腐れ外道の鬼畜帝国軍人
●捏造作家 吉田清治という男
●親日真相究明法と親日人名辞典
●朝鮮を知るための参考リンク集

捏造ジャーナリスト
落合信彦 増補新版

著者:奥菜秀次
出版社:鹿砦社
増補章
ポストスクリプト2005

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