【 第1話 】 【 あめりか冒険留学 】


落合信彦

1942年1月8日 東京都葛飾区出身 18才で米国オルブライト大学のスカラシップ(奨学金制度) の資格を独学で取得し単身アメリカに渡る。同国テンプル大学大学院で国際政治学を学び 石油の採掘にからむオイルビジネスに従事。その後ジャーナリストに転身し、1977年週刊文春に連載したケネディ暗殺の謎に迫る『二〇三九年の真実』で注目を集める

あめりか冒険留学スーパージャップの空手・麻薬・乱交・学園


初版発効日が1971年ですから、この年か翌年には、手に入れてます。これが、落合信彦本との、最初の出会いでした。サブタイトルの、アオリ文字に、思わず手が伸びてしまった、というのが、正直なところ。
留学・空手・麻薬・乱交言葉自体に、魔力がありました。

思えば 「週間プレイボーイ」「週間平凡パンチ」 なんかの、グラビアに、ビキニの女の子の、水着写真 (といったって、妊婦用のブラに、おばさんパンツみたいな)を見ただけで、鼻血ブー(こんなの覚えてるやつ、 今時いないか・・?)みたいなもんでしたから、

乱交なんて言葉は、とんでもなく刺激的でした。そのうえ、表紙に・・・(裏表紙だったかなぁ)空手着を着た、彼の飛び蹴り、かなんかの写真があって・・・これが、実にカッコよかった。

本の中身は、まさに衝撃的。
英語はペラペラ(留学しているから当たり前かな?)
女にはモてる。(それも金髪、黒髪、赤毛だっけかな?)
モデルみたいな、美女たちが、向うから誘ってくる。(選び放題、やり放題
もう、これだけで、うらやましさに、ヨダレがダラダラ。

そのうえ、空手の達人で、喧嘩は、百何十連勝の負け知らず。
交友関係も、マフィアのボスの娘から、上流階級までと、超多彩。

いやー、やっぱり男は、こうでなきゃ。これぞ、男の理想系。小池一夫(一雄)原作の、劇画の主人公を、現実世界で、体現している男。落合信彦。しびれました。

空手の認知度が、それほど、高くない時代でした。『空手ばか一代』の連載が 少年マガジンで、始まったばかりの頃でもあり、ブルース・リーの、カンフー映画『燃えよ!ドラゴン』が 公開される、2年ほど前のことです。

私の住む所には、道場すらありませんでしたから、空手というのは 神秘性を秘めた武術、という印象でした。大男を、素手で、ぶちのめし(それこそ秒殺)相手を、見下ろし「俺は、ただのジャップじゃねえ、スーパージャップと呼べ!」

「きゃー!カッコイイ!!」って、思わず読みながら、黄色い歓声を挙げそうになりました。(ウソです

ん? ・・・スーパージャップ、ですか?Japって蔑称じゃなかったっけ?
それに、Superを付けると、侮蔑した言葉には、ならないんかな?

「いなかもん」に「超」を付けて、 『超いなかもん』てな感じですか・・・?うーん、ちょっとねぇ・・・。

イヤイヤ、言葉は、文化というからな。それこそ、超いなかもんのガキなんぞに分かるはずもないわな。

SuperJapは、賞賛の言葉に、違いない。うむ、絶対そうだ!

俺も、ノビー(彼のニックネーム)のような男になるんだぁ!アメリカに行くぞう!留学するんだぁ! 体中の血が、フツフツと、湧き上がる。まだ見ぬ国への、憧れと、金髪のオネエチャンたちと・・・

妄想は、限りなく広がる。所詮、妄想は、妄想以外の、なにものでも、ありませんでしたけど。

ノビーが、留学にいたる経緯は、兄貴は、東大に現役で合格するも、家庭の事情で、途中で断念。電電公社(現NTT)の、就職試験を受けたのだが、母子家庭という、境遇のため不採用。こんな日本に、将来はない。アメリカだー!というようなものだったかなぁ・・。

現在では、どうなのかは知りませんが、当時の、役所関係や、公社等では、身上調査はしていたと思います。 おもに、親や、本人の思想的なもの(左翼思想など)、そして、暴力団関係者。

でも母子家庭で、ってのは、どうなのかな?
ちなみに、母の兄弟である、オジ2人は当時、電電公社に、勤務していました。オジたちの父(母方の祖父)が、戦死してまして、母1人、子8人の、母子家庭でしたから・・・・・。

となると、地方と、東京とでは、違うんだろうか?んなわきゃ、ないよな・・。

この疑問は、ノビーの父、落合ヨゼフ富良、この人の話を、後に読んで、母子家庭というよりは、父親のせいだったんだ。と、合点した次第です。落合ヨゼフ富良は、テキヤもやっていた関係で、 葬式の時、その手の人たちが、沢山来ていた、と他の本に書いてありましたから。それが原因だったんだ、と思うんですけど・・・・・・。違ってます?

これは、まったくの、思い込みの話です。当時、テレビで 『グリーン・ホーネット』 という番組をやっていました。主人公グリーン・ホーネットの相棒、カラテの達人Mr.カトーは、落合信彦ではないのか?というもの。

Mr.カトーは、アジア系の顔立ち、身長も高いとは、思えない。 アクションそのものが、常人離れしている。ひょっとしたら、なんてね。だって、アメリカでは、有名な人ですよ。落合信彦。

グリーンベレーで カラテの先生をしてたんだから。アメリカ陸軍特殊部隊は、陸軍における、スーパーエリート集団。

その格闘技の、先生ということは 合衆国政府が、日本人の一留学生に、教えを乞いに来た、ってことですよね。こんな凄いことはない。

であれば、ハリウッドや、TV局から出演依頼が来ても、なんの不思議もない。 そう考えると、Mr.カトー=落合信彦と、勘違いしても、不思議じゃないでしょう。

番組のたびに Nobuhiko Ochiai Noby Ochiaiの名前を見つけようと、 オープニングやタイトルエンドを目を皿のようにして見ていました。後に、Mr.カトーはブルース・リーであることが判明して、長年の疑念が、氷解しましたけど。

ブル・リーといえばヌンチャク。そのヌンチャクを、リーに教えたのは、ノビーの兄である、と別の著作にありました。

しかしながら、 Master Hidy Ochiai のホームページには、ブルース・リーの、ブの字も、ありません。 Hidy Ochiai見事にビルドアップされた肉体。Nobyも裸になると、こんな感じなのでしょうか?)$22.95の、子供用護身術の本や、宮本武蔵の「五輪書」の翻訳本ですか。Master Hidy Ochiaiは Bruce Leeの ヌンチャクの師匠である。この一言は、カラテを習おうとする人間には効果絶大だと思うんですけどね。

兄、落合秀彦は、日本人的武道家であり、奥ゆかしい、人間であるということなのか、 それとも、弟ほどに、自己アピールが、お上手ではない、ということでしょうか。

面白いことに Hidyは、1962年に(ノビーに言わせると)リトルハーバード、と呼ばれるオルブライト大学 に、入学しています。ということは、兄弟で3年間は、同じキャンパスで、学生生活を送っていたはずなのに、そのことには一言も触れられていません。

まさか、大学時代の武勇伝は兄、秀彦のものであって、その手柄を横取りした。なんてことじゃないですよね?

もうひとつ、『あめりか冒険留学』この本が、落合信彦のデビュー作である、というのは、 よく知られている話。この本のタイトルは、「カタカナ」だと、ズーッと勘違いしてました。「ひらがな」の「あめりか」だったんですねえ。

しかし「二人の首領」で、デビューということにしたいみたいなんだが、 それほど、都合の悪い本なんですかぇ。オイルマンとして、活躍していたという経歴が、入る余地が無い、ということで、なのか?その経歴無しでは、落合信彦の、芯の部分が、消えてしまうわけだから、困るということなのか?

ただ「二人の首領」は「あめりか冒険留学」よりは、 数段につまんない本でしたね。


目次
誰も知らない落合信彦
●落合信彦 ブックス資料室
●奥菜秀次ブックス資料室
●あめりか冒険留学
●禁断のデビュー作
●落合信彦の消えた履歴書
●ぼく、ノビです
●忘却のかなた
●英会話睡眠学習
●封印された過去
●奥菜秀次氏への伝言
●奥菜秀次氏からの返信
●落合信彦・最後の真実
●落合信彦・破局への道
●ポストスクリプト2005
●落合信彦に全てを捧げた男
●捏造−ジャーナリスト落合信彦・増補新版
●あめりか冒険留学ふたたび
●勝ち組クラブ(The Winners'Club)
●落合・奥菜関連グッズ
●隠し通したかった本
●見えない政府
●日本人のメンタリティ
●ジャーナリストとしての姿勢
●人は我をCIAと呼ぶね 前編
●人は我をCIAと呼ぶね 後編
●ノビーは、あるぜんちな丸で海を渡った。前編
●ノビーは、あるぜんちな丸で海を渡った。後編
●国際ジャーナリストの情報分析
●捏造か真実か
●奪われし者たち
●消された勇者たち
●落合信彦と朝鮮
●差別に必要なもの、それは区別
●失うものといえば命ぐらいしかない
●騙し人
●虎を鎖でつなげ
●捏造、即、削除、南京大虐殺生き証人
●捏造する人々
●教科書から消えた戦争
●危ないジャーナリズム
●若き日の落合信彦
●マイ食器という考え方
●村山富市は何を成し、何を成さなかったか?
●安倍知子 国土保安隊
●山内惠子 気楽な稼業ときたもんだ!
●金子安次 腐れ外道の鬼畜帝国軍人
●捏造作家 吉田清治という男
●親日真相究明法と親日人名辞典
●朝鮮を知るための参考リンク集



捏造ジャーナリスト
落合信彦 増補新版

著者:奥菜秀次
出版社:鹿砦社
増補章
ポストスクリプト2005

に掲載されています♪