HOME誰も知らない落合信彦落合信彦ブックス資料室
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落合信彦ブックス資料室 1

(1〜25)  (26〜50)
(51〜75) (76〜)

1.二〇三九年の真実

2.20世紀最後の真実

3.モサド、その真実

4.アメリカの狂気と悲劇

5.男たちのバラード

6.アメリカの狂気と悲劇

7.20世紀最後の真実

8.21世紀への演出者たち

9.モサド、その真実

10.英雄たちのバラード

11.石油戦争

12.ザ・スパイゲーム

13.ザ・スペシャリスト

14.傭兵部隊

15.日本が叩き潰される日

16.ザ・スクープ

17.勇者還らず

18.勇者還らず

19.アメリカよ!あめりかよ

20.38度線崩壊

21.ただ栄光のためでなく

22.戦士に涙はいらない

23.「聖地」荒れて

24.男たちの伝説

25.謀略者たち

(1〜25)  (26〜50)
(51〜75) (76〜)

謀略者たち
謀略者たち
落合 信彦
集英社
出版日:1990-01
詳細はコチラから

※時代背景は、ソウルオリンピック前の1980年代後半。ソウルオリンピック開催に向けて南北朝鮮の謀略戦が激しくなっていた当時、レバノン、日本、韓国、それからアメリカと舞台は慌ただしく回ります。

主人公である国際ジャーナリスト沢村と、彼がこの謀略戦に絡んだ取材を進めていく内にその存在を知ることになるリスク・エリミネーター(危険を芽のうちに摘み取るために依頼された暗殺を請け負うプロ)との息を飲むやり取りが読み応え十分。この二人に絡む米国CIAや韓国KCIAのエージェント達がそれぞれ違った魅力のある男に描かれており、テンポも良く一気呵成に読ませます。

ところで、本編では私が住む町の近くのサンフランシスコが話の舞台の中心になっているのですが、出てくる地名やホテル名にしっかりと実名(ゴールデンゲートブリッジ、フェアモントホテル、ミヤコホテル等)が使われており、地元の人間としてはついついうれしくなりました。

このリスク・エリミネーターとゴルゴ13を重ねてしまいたくなります。しかしながら、ほとんど機械の様に人間性が全く描かれないゴルゴ13に比べて、暗殺の場面ではプロフェッショナルに仕事をこなすリスク・エリミネーターが、実生活では人間味ある存在に描かれているあたりも、リスク・エリミネーターに肩入れしてしまう理由かもしれません。

一点、これは注釈者のミスだと思うのですが、サンフランシスコ警察の「内部局」が「インターナショナル・アフェアーズ」となっていますが、これは「インターナル・アフェアーズ」とすべきです。

※情報という国際諜報戦において唯一絶対に必要不可欠で欠かす事の出来ない情報ソースを巡って大国間の諜報部員たちの苛烈なインテリジェンス戦争の命を削る極限における人間の存在をかけた戦いが繰り広げられる