【第6話】 【 無農薬野菜(むのうやくやさい) 】

いま、流行ですよね。無農薬野菜ってやつ。

マスコミでも「無農薬やさい」が善で「農薬を使ったやさい」が悪とでもいうような図式の番組や記事を多く見かけます。かなり前ですが、俳優の 浜村 純 が「徹子の部屋

「虫を食うぐらいの野菜がおいしいんですよ」
「虫も食わないようなものは口にしたくない」

みたいな言葉を聞いて、知らないってことは幸福であるんだなと思いました。

竹の子、孟宗ではなくネマガリタケ(このページ中段上部)のほうですが、これは完全なる無農薬の野菜?(山菜)です。

採取期間は6月の半月間ほど。

竹の子を虫が喰うようになれば採取終了の合図とでもいうのでしょうか。この虫食いの竹の子は食べません。たとえ、店に売られているような立派なもので根元をホンの少しだけ虫にかじられた物でもです。

毒ではありませんが理由は「食べてうまくない」ということです。虫の喰ったものはうまくないんです。

指先をちょっと怪我をしただけで、患部が気になって気になってストレスを感じたことありませんか?

やっぱり、ストレスを感じた植物はウマクはないんでないの?実際のところ、マズイのはストレスではなく、別に理由があるのかも知れませんけどね。

人間やペットであれば、病気になれば薬を飲むなり、病院に行くなりしますよね。動物や植物には自然治癒力があるのは知っています。代表的な例では「手当て」ですかね。

手当てというのは、患部に手を当てて病気を治療したことから始まっているというのは広く知られているところです。 母親が子供の痛いところに手をかざしたり、さすっているうちに痛みが和らぐというのを経験した方も多いと思います。

しかし、母親の愛情が海より深いものでも、すべての病気が「手当て」で治るものはありません。

ところが無農薬信奉者とでもいうんですか。この人たちは、病気になっても薬なんか飲まないんでしょうか?

無農薬野菜というのは、薬や病院を否定し自然治癒力や自然療法のみで病気を治せと言ってるのとのと同じだと思うんですよ。

野菜や花木を育ていると,虫も付くし病気にもかかります。家庭菜園やベランダ菜園で、木酢液や竹酢液、毛虫を箸で取り除く、牛乳で虫を寄せ付けない等々無農薬を実践している人がいるのは承知しています。しかし、これを畑といった単位では、どうでしょう。ましてや、出荷となれば・・・当然、生活がかかってきます。

芽や葉が黒く縮れカサカサに乾いたり、木の幹からアメ状の汁が出ていたり、緑の小さな虫の卵がびっしりと穂先に付いていたり、そんなかわいそうな状態の植物を、自然治癒力だ自然療法だと、長い間苦しめること出来ます?

特効薬とでもいうべきものがあるのです。 そして効くんです。見事なまでに効きます。となれば、やっぱり使いますよ。

いうまでもなく、やみくもに農薬を使っていいというのではありません。ようは程度の問題です 人間やペットでも、いくら良く効く薬だからといって、必要以上に摂取するということはないはずです。

「用法容量を守って、お使いください」というやつです。

毒は薬にもなり、薬は毒にもなる。植物とて同じ事だと、思うんです。

植物を育てる上では、必要最低限の農薬を使う。 これが正しい選択だと思うんですけど、どうでしょうか?

由緒正しき百姓の末裔としては「無農薬野菜」として、堂々と販売しているのを見ると、 ???と、いくつもの疑問符を感じざるえません。

そんなことはない、ちゃんとやってる農家も沢山いるという反論があることは承知です。

NTV系列日曜夜7時からの「THE鉄腕DASH」の中の「ダッシュ村」では無農薬栽培の実践をしています。病気との戦いの連続です。 あのやり方で職業として成り立つと思います?

趣味や自家用としては充分でも販売して収入を得るととなると、「果たして?」 と思っているんですが。